どういうわけだか、『夢色パテシエール』が面白い。日曜の朝にやってる少女アニメなのだけど、パテシエを目指してる少女が、イケメンの三人組「スィーツ王子」たちと頑張る話だ!
…こう書くと、すっごいアホみたい。けど、頑張る女の子と、スィーツに宿るスィーツの妖精みたいのが、「それってモロに守護キャラじゃね?」という感じなのが面白いのだ。…いや、違った、女の子がスィーツを通して頑張ったり、人の心をほぐしたりするのがいいんだよ。ついでにスィーツ王子たちの絵に描いたようなイケメンぶりがいいんだよ。
けど、日曜の朝にこんな早起きはなかなかできない。三回に一回も見れてないな。けど、今朝はなんだか見れた。やっぱり面白い。今朝は珍しく、奥さんと一緒にロックの朝の散歩に出たりした。
さて、話は遡りまして諏訪に行った翌日の日のこと。朝からパソコンを二人でいじってると、奥さんが声をあげる。「ネットにつながらない!」。
見ると、無線LANの電波は来てるけど、どういうわけかページを開こうとしない。散々、原因を調べて問題を回復しようとしたけど、結局判らずじまい。
実は以前にも、奥さんが使っていたデスクトップの方は同じ症状になったことがあったのだった。その時は結局、無線LAN用のパーツを一端引っこ抜いて、もう一回差し込んだら再設定できて修復したのだけど、今度はそれもできない。もうお手上げである。
大体、上の書斎にあったデスクトップを下に下ろして使うのは、若干ながら問題含みだった。デスクトップの配置の関係上、ちょっと寒くてもそっち側は「コタツにあたりながらパソコンはいじれない」。また、デスクトップを向いてる時は、「テレビが背中側にある」。
で、僕はコタツにあたってノートをいじりつつも、奥さんはひざ掛けで背中側のテレビを振り返ってみながらパソコンをいじる、という生活が続いていたのだった。実は我が家では僕の方が冷え性で、お腹を壊しやすいので、こういう配置になったわけである。
しかしできたら二人ともコタツに入っていたいし、パソコンをいじりつつテレビを見るという、ちょっと情報過多気味の生活を送りたいわけである。そこで「ネットブックかミニPCでも購入しようか」という話は出ていたのだ。
で、諏訪に行った翌日の午前、ついにそういう形で不可避的にデスクトップの方でネットができなくなってしまった。そこでもう思い切って、「新しいパソコンを、なるべく安く購入しよう」という合議になり、いざ電気屋へと向かったのである。
ネットブックなんかは新しいプロバイダーに入会したりすると安いが、うちはそのつもりはないし、家のなかで無線LANを使うつもりである。そうすると小さいものでも、大体5~8万くらいはするのだった。
で、結局ネットブックではなく、型落ち品のDELLのノートパソコンを5万弱で見つけたので、それを購入してきたのである。OSはVISTAだけど、元からあるノートの方はXPモデルを使ってたりするので、全然、問題ない。それほど最新型にはこだわってないよ。
それで買ってきた新ノートの方は、その日の午後から大活躍。奥さんは反応の早い新ノートをすっかり気に入ってしまった。というのか、そもそもSOTECのデスクトップの方が、どうにも何かと不便だったのだ。
WINDOWSの立ち上がりは遅い、ネットの切り替えも遅い、色んな仕事も古いモデルのノート(LAVI)の方がどうにも早い。どうしてVISTAモデルなのに、数値上はノートより性能いいはずなのに、こんなに色んな仕事が遅くて使いにくいんだというのは、一致した見解だった。
そんなわけで奥さんはすっかり新ノートをお気に入りで、今も隣で使っている。で、デスクトップの方は、それはそれで放置するわけにもいかないので、週末に二階に上げて元に戻した。
ネットにつなげるのかどうかの不安があったが、何のことはない、有線でつないだらあっさり何の問題もなく表示するようになった。エラーチェックもして、とりあえずデスクトップの方も落ち着いた感じがした。
今度は新ノートに、色々なソフトを入れる番である。ワープロソフトが全然入ってなかったので、我が家では標準仕様のOASISを入れて、Officeもインストールした。そしてうちの標準プリンターである、Canonのレーザープリンターのデバイスを入れようとした時のことである。
どうもこれがうまくいかない。どうやらプリンターが古すぎて、旧来の付属CDではインストールできないのだ。そこでオンラインのサービスを当たるが、これがどうもうまくいかない。何故? 同じVISTAモデルでも、上のSOTECは問題なく使えるようになったので、そこになんの疑問も感じてなかった。
しかしどうやら、新ノートには、プリンターのデバイスは古すぎて、「対応予定はありません」のようなのだ。同じVISTAでも、「32bit」の方は対応ソフトがあるのだが、64bitの方は「対応予定はありません」になってる。…え? 新ノートでは使えないってこと?
その時、不意にSOTECの声が聞こえるような気がした。「あ、オレ、ちょっと古いほうが使えるッスよ。全然、問題ないッス。大体、なんでも早かったり、新しかったりすりゃあ、いいってモンじゃないッスね」。
……ちなみにコレは、最近ハマってる『未来講師めぐる』に出てくるユーキ君の口調。ヒロインの深キョンに、アホながらも健気な愛を捧げるイケメンの青年だ。宮藤官九郎の脚本がめちゃ面白い。
のは、いいのだが、結局、新ノートでプリンターを使うのは諦めた。デスクトップはそのノロさ、古さでその存在感をアピールしたのである。そう考えると、今まで「ちょーノロっ! バカかコイツ!」とか言ってたデスクの方も、ちょっと愛らしいような感じがしてきた。まあ、全てヨシとする。
さて、今日はロック君の狂犬病予防の注射の日だった。桜並木のいつもの散歩道を抜けて、お昼に三人で市役所の出張所に向かう。到着すると既にちょっとした行列が出来ており、落ち着きのない子がしきりに吠えてたりした。
ロック君は結構、おとなしかった。なかなかエエ子や。注射のときも暴れたり鳴いたりせず、すんなり注射された。けど本人なりに緊張したらしく、今日はちょっとお疲れ気味でその後はグウグウ寝てた。
そうそう、諏訪で買ったお酒の話である。まずその前に、以前に買った江戸時代創業の群馬のお酒『赤城姫』だが、これはまあまあすっきりとしていいお酒だった。
諏訪でもっとも有名と思われる『眞澄』は、今日、瓶を開けてしまった。非常に美味で飲みやすい。人気があるのも頷ける味である。これに対して「酒の王」を名乗っていた『神渡』は、普通酒だったせいもあるかもしれないが、それほど好みではない。ちょっと辛口なんだな。僕は甘いのが好み。
で、ちっちゃい缶を買った『麗人』が、実はかなり美味しいと思った。食事に凄く合い、呑んだ後の酔い方も悪くない。これは一本、瓶で呑みたいと思った。
もう一つ、小瓶で買ってきた『御湖鶴』。これは「人気蔵元」と八王子の酒屋の看板にも出てるくらいだったので期待したのだが、少なくとも普通酒はイマイチだった。というか、ツンとくる匂いであまり好きになれない。
で、これを開けた日はどうも「今日は呑み応えがない」という感じになり、お銚子一本開けた後に、『眞澄』をさらにもう半分だけ呑んだ。僕の酒量の限界は、日本酒ではお銚子一本が本来は限界である。しかしつぃっと呑めたので、もうちょっとイケるかと思ったのだ。
その後でキた。10時半くらいになると、もう起きていられない。「もう寝よう」と奥さんに言ってコタツから出ようとするも、その場に突っ伏してしまった。
その間に奥さんは歯を磨いて二階の寝室へ。当然、その後から僕が歯を磨いて上がって来るものと思っていたらしい。しかし僕はなんと、その場で寝込んでしまっていたのだ。
「ちょっと、こんな所で寝たら風邪引くよ」
「…んあ?」
そう言って肩をゆすられて起きたとき、僕はもう夜が明けたのかと思った。「絶対、そのまま寝てると思った」という奥さんに、「もう朝かと思った…」と僕。
いや、家で飲んでて、酔いつぶれたのは初めてだ。これが週末の金曜日とかならともかく、普通に木曜の夜だった。おかげで金曜日は一日、頭も身体もボーッとしたまま仕事をしていた。いや、ビックリである。
しかし美味しい日本酒は、やっぱり美味しい。今日は鯛のアラ煮に、『眞澄』を美味しくいただいた。今のところ酔いつぶれてない。そうそう、昼間撮った桜が綺麗だった。写真をアップしておく。もう、桜も終わりだな…としみじみ思った休日だった。
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