子供の頃から
月並み
陳腐
ワンパターン
右へならえ
ありきたり
が嫌いだった。
例えば、みんなで花火大会に行ったとしよう。
後で担任に指名されて感想を各自述べていったとしよう。
テレビニュースの「きょうのできごと」で
レポーターが子供達にマイクを突き付けて
「花火どうだった?」と聞いたとしよう。
大概、
子供「・・・おもしぉかった・・・」
子供「・・・花火がバーンていったのがすごかった・・・」
などと答えるのである。
小学生の頃から月並みが嫌いな俺は、
『うっっっわあああ! ありふれている! 絶対僕が指名されたら
全然違うことを答えてやるぞ。考えろ。考えなきゃ。』
と思い、俺が指名されて、
実際は花火の話題だったのではないのであくまで例えばだが、
小学生の俺:
「花火といえば赤とか緑だとかの光ばかりかなと思っていたんですが、
昨日の花火は、美しい紫色などもあって幻想的で夢を見ているようでした。」
なんとも疲れる小学生である。
だから、現在では人生経験上、もっともっと大胆なことが書けるが、
そんな事を書いてもよいのだと思ってなかった子供時代、
歯の浮くような典型的なことばかり書かなきゃならない、
月並みなことしか書き並べるしかない、
「~の場面で悲しく思いました。」だの、
「~のところに感動しました。」だの、
心にもないことを、おべんちゃらでだらだら書かねば原稿用紙が埋まらないという、
「読書感想文」が大嫌いだった。(これに関しては既に以前書いている)
だから、各クラスの文化祭の出し物、大概みなさん「喫茶店」のマネごとを
やりたくてやりたくてしょうがない。
気持ちは分かるが、どのクラスの誰もがやってみたいと意見が出る喫茶店、
月並み嫌いな俺が賛同出来る筈がない。
「おい!もっと斬新な出し物考えろよみんなぁー!」
うんざりしながら、何もしなかった訳ではなく、
斬新なアイディアを提案したりはした。
多少俺の意図とはズレてはいるが、俺の意見が通った出し物になったこともあるが、
まあ大概は多数決でただの喫茶店になったりしたもんだ。
みんな、「そういう時には、大それた事はしないもんだ」というのが関の山である。
いや、世間の人々はみんな「真面目」なのだ。
文化祭の出し物について以前書いた日記(非日記)はこれ↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1878192211&owner_id=1345445
(これに書いた事項は、昔、文化祭の出し物の話し合いで
俺が実際に提案発言したものもある)
だから、巷に流れる音楽なども「大ヒットソングでもありがちなフレーズ」
などは、月並み嫌いな俺にはあまり気に留められず、
「限りなく盗作なヤツ」ばかりが横行して、憤懣やる方なしである。
(これについても既に何度か書いた)
閑話休題。
大体の人が「右へならえ」の流れで事を運んでしまうような状況の時に、常に、
「正反対の事を実行したらどうなるか?
誰もが気付いていない盲点、目の覚めるようなアイディアはないのか?」
を考えてばかりいた人生であったといっても過言ではなかろう。
一人で大勢を相手に抵抗ばかりしてきた訳ではないけどな。
『・・・~という考え方、やり方のがいいと思うがな・・・』
と思うだけで、発言しなかったり、提案だけして、
多数決に従ったりしてきたことの方が多い。
人々の盲点を突くものを追い求める精神は現在も変わらないが、
歳喰ってから、肩の力を抜きまくるようになり、気疲れは減った。
mixiに「あ!このネタこれまで見たことない!」
と思い付いたことを書くのがお慰みのひとつである。
注)私は地図の仕事が多いのだが、上の写真のような方位記号を
今から20年も前に考案してきた。
現在ではその影響か、このようなのは珍しくなくなったが、
当時としては珍しい例である。
(著作権上、現在では使用されていないものを厳選した)
地図とは、昔は「おカタいもの」とされた風があるが、そうとは限らない。
(2015年09月18日より再掲載)
●ツージー@オドロクの日記(非日記) 『~嫌い』シリーズバックナンバー
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=724800690&owner_id=1345445
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1793801058&owner_id=1345445
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1892801367&owner_id=1345445
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1892926734&owner_id=1345445
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1894924010&owner_id=1345445
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1946555706&owner_id=1345445
“日本人失格”に誇りを感じているロンブー・田村淳 「人に踊らされた人生ってつまんないじゃないですか。疲れるだけ!」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=141&from=diary&id=4435013
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