世間は三連休だが、その三連休を支える人たちがいることを知っていてほしい。
さて、この三連勤、何を学んだのかというと、体はしんどいが、心はそこまでと言って、しんどくはなかった。
私は、本当に、ダメな人間で、未だにあまり触れたくない人間がいる。
どうも、昔から、根に持つタイプで、心の奥底で、じんわりと怒っていることが多い。
表面的には、別に。大したことない。ああ、もううるさいな。って思う瞬間もあるけど、あくまで低姿勢を貫く。
はい。私が悪かったです。今すぐに変えます。なんて心にも思っていないことをすらすら言う。
八方美人も甚だしい。
兄も同じような性格で、思い悩んでいた時期があったみたい。
でも、大学の就職相談室の職員に、こんなことを言われたことがあった。
昔、この話をしてくれたのに、私はすっかり忘れていた。
っで、何を言われたのかと言うとこんな名言だった。
正直に言うのと洗いざらい言うのは違う。
腑に落ちたと思った。
相手が不愉快になる言葉なんていくらでも言えるし、反論なんていくらでも、言える。
でも、それをやるのと実際できるけど、やらないのは、相手の言葉の裏側にあるものを見ようとする心がけがあるからだって思う。
昔、自分が失敗した原因を考えてみると、自分からやらなかったことがあげられる。
何かやる!って思ったとき、どうしても、他人の知恵を借りて、楽をしようとしていた自分がいた。
どういうことかって言ったら、こうすればうまくいく!とかいう本に何度も騙されてきたってこと。
作者はそういうつもりで書いていないにせよ、自分にとってこれだと思えなかった。
でも、書いてあるから、とりあえず、やってみっか!ってことでやったら、自分の生活に合わなかった。
例えば、最寄り駅から一駅歩いて、目的地に向かうってことが昔、書かれていたけど、でも、実際やってみると、1回成功しても、次の日、またその次の日なんて続けられなかった。
仕事でくたくたになって帰って来て、またご飯を作る。自分の面倒を見るだけで、他人のことなんて構ってられない。
すぐに体力がアップするなんてありえないし、繰り返すうちに故障だってするし、それで、仕事ができなくなって、生活力ゼロになるのなら、仕事を一生懸命やることの方が重要だって思った。
みんなの家にはお母さんがいて、何か困ればお父さんが出てきてくれるっていう形態だと思うけど、うちの家には、お母さんいないし、三食食べられないなんて日常茶飯事だった。
しかも、父は低収入で、その1ヵ月を乗り越えるのもやっとだった。
病気になれば、治療代もいる。何かするってことは、そういう覚悟を持ってやらなきゃいけない。
自分から動くしかなかった。
誰かに頼れるなんてこと、本当、ない。
むしろ、自分で何かを仕掛けなければ、おいしい話なんかない。
だから、厳しい。全部、自分で、成功するように持って行かないといけないんだから。
そういう状況の中、生きてみて思うのは、甘く生きている人たちのこと。
人に文句を言ったり、もっとこうしてほしい、ああしてほしいと言うわりに、自分からは何もしない。
手っ取り早く成功するには?とかそういうことばかりを考えている。
そんなのない。
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