あなたはなんて答えますか?
図書館に行った。
そこには、たくさんの本があり、一人一人が考えた言葉が一つを作り、本になっている。
本とは、言葉の集積。違った人生を歩んでいる人が、自分とは違う思考で、人生を作って歩んでいることを人に知らせるためにあるもの。
こんなことがあったら、こんな風になった。だから、あのときの失敗を次はこうしよう。こうしたことが次はこうなった。こうなったから、こうした。その循環で生きている。
だから、思考はこわいんだ。
だって、消えてなくなっているようで、ある条件が整いさえすれば、同じ思考にはまってしまうから。
うまくいかなかったパターンを繰り返し、いつかはダメになる。
もし、うまくいくパターンであれば、いつまで経っても、それは変わらない。
だから、十分、自分の思考に気を付けた方が良い。
人生っていうのは、同じ思考を繰り返した連続でできてくるものだから。
教科書の中に太字があるけど、あんな感じ。
たくさん言葉あるのに、そこだけ強調されて、浮き彫りになる。
それが結果としてあらわれる。
あらわれやすくなる。
それをしないためにも、文化があるんだと思う。
昔、生きていた人が考えていたこと。
今よりずっと酷い環境の中に身を置いていた人たちがどう思考して、どう行動して、それが今とどうつながっているのか。
歴史は繰り返されるって言うけど、ものの本質はいつまで経っても変わらない。そういう変わらないものをずっと探してきたんだと思うし、探し続けているんだと思う。
人によって違うって言ったら、それまでだから。それ以上発展なんてしないし。
だから、おそらく、学校や家庭があるのは、文化を学ぶため。
生まれ育った環境も違えば、教育だって違う。体だって思考だって違うのにどうやってお互いを尊重しながら生きるんだ?
知らなきゃいけないことを知らずして、なぜ、思いやりが持てるんだ?
どれだけの思いをして、それをしているのか、もっと考えた方が良い。
体感した人にしか分からないことがあるように、それを経験せずして、ものを言うのはおかしい。
だから、短い人生の中で、学ぶんなら本が良い。
何かあるってことは、すべて自分がそうしているんだから、そうなっている。くらいに思っていれば、全部自分が悪いって思える。望まない結果を生み出した自分に責任があるってことに気付けるから。
みんな、自分の思考にとらわれて、他人のことを考えない。
相手にも言い分がある。いつ、三行半を突きつけられるのかも分からないのに、自分の思考が大切だから、それを一方的に押し付ける。
だから、他者意識が足りないって言われる。あいつは、自己中だって言われる。嫌われる。
相手にも自分の名前を書いた離婚届けを渡していると想像できれば、他者意識だって嫌でもわくだろう。
自分だけの思考にとらわれていることも分かる。
離れ離れになるっていうのはそういうこと。
知らず知らずして相手の嫌がることをしてしまっているから、そうなる。
ただそれだけを知っていれば良いと思うし、知るのと知らないのとでは雲泥の差が時間とともに開くんだろうな。
誰も教えてくれないから、自分で探し続けるしかない。
納得のいく理論っていうのは、自分の中にあるはずだから。
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