会話をしているのがトイレの入り口付近、そして前回見かけた際、食っていたのがカレー。そんなささやかなことが、窮地をさらなる窮地に追いやります。気持ち的にはかなり舞い上がって、お腹的には盆と正月とムーミン谷の夏祭りが一緒にやって来たくらいの盛り上がり様でした。
きっと、「脂汗でもかいているんだろうなあ」と思ったのですが、本当にかいているのか、そのうち彼女も様態の尋常の無さをようやく察し、解放してくれました。
コトを足した後、いわれのない拘束から解き放たれ、スッキリした気持ちで、コンビニ入り口付近でガリガリ君を食べていると、見たことがあるような車が近くに停車しました。中から出てきたのは前記の女子の彼氏(つまり知り合いの知り合い)。
「やあ、久しぶりだねえ、へえ、近くに住んでんだねえ」などと、先ほどまでの自分の苦悶を知るよしもなく、のんきに話かけてきます。
「で、お前、○○(彼女の名前)にあった時、えらい舞い上がってたらしいじゃん」
…ホレちゃってんじゃねえだろうなあ(オレの女に)、と釘を刺す的なことを軽く詰問されてしまいました(半分真顔で)。
当事者である、知り合いの知り合いの彼女。知り合いに言わせると空耳アワーに出演している安斎さん似である知り合いの別の知り合いがいるのですが、そのお母さんに似ているとされているそうです。
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