知人の娘さんがもうすぐ出産をする。
お腹が大きくなってた。
前々から話は聞いていたから、挨拶だけして去った。
それで、その人の影響か色々調べている自分がいることに気付いた。
赤ちゃんって知らないし、自分より下の世代との関わりもほぼない。
どの集団に入ってもだいたい自分が一番年下なんだ。
親戚の中でもそうだし、家族の中でもそう、職場でもそう。
だから、関わり合い方が分からないんだ。
甘やかしたり、怒鳴ったりするってどういうこと?って。
そこまで相手に期待なんてしないし、できる範囲のことを精一杯やったら、そんで良いやん!って思うから。
誰かに任せたり、頼ったりしたら、痛い目見るのは自分の方だってずっと思ってる。
だから、初めから信用しすぎない。
いくらでも言い訳できるから。
逃げる人はとことん逃げるし。
っで、そういう風に生きてたら、結局最後は自分でやらなかったことをやらなきゃいけないようになるし、状況はますます悪化する。
それで、ついには、自分の好きな人も自分のせいで死ぬことになるから、できれば、誰かがしている仕事も自分の仕事だと思っていた方が良い。
そしたら、感謝も生まれるし、誰かにありがとうって言いたくなるようになるから。
あいつがやってくんないって言うけど、あなたは全部やったんですか?って言いたくなるんだよ。擦り切れるくらいやったんか?って。
そういう風に誰かに甘えていると結局は、自分の大切な人を失う原因になるから、じゃあ、自分で全部やれば良いって思う。
でも、それだけじゃ足りなくなるから、どうしても誰かの力を借りざるを得ないようになって、頭を下げたり、その分の対価を渡さなくちゃいけなくなる。
結局は、自分一人でできることは限られているって思う。
でも、諦めちゃいけないんだと思う。
挫けそうになって、諦めて、ありのままの自分で良いって言葉に慰められても、現状は変わらないんだ。
一つ言っとくけど、ありのままじゃ、一生同じことが続くよ?
それでも良いの?って思う。
んなの、ダメに決まってる。
どっかで乗り越えないと、同じことになる。
だから、また復活して、やるしかないんだって思う。
生きてみて、時間が経って分かったのは、初めてのことも何度も何度も繰り返せば物になるってこと。
やっているうちにうまくなる時期と停滞する時期と怪我する時期と回復する時期とまたちょっとトラウマに襲われてやりたくないって思う時期があるけど、全部必要な過程だと思うんだ。
誰でも大きなことは言える。
一日や二日は頑張れる。でも、それを一年や二年続けることは、難しいんだ。
いろんな問題が起こるから。
同じなんかじゃない。
だから、その最低な条件の中でいかに、戦略を立ててやれるかが問題になってくる。
いくらでも逃げられるような問題は起こる。自分の思うようには自分であってもならない。それでも、あなたはやりたいと思いますか?ってことなんだと思う。
うまくいかない時期があって普通だし、それを通り過ぎれば天国になる。
だから、押し続けてダメなら引いてみなってことに繋がる。
いくら追い込んで練習しても伸びない時期は絶対ある。
でも、そこでやめるんじゃなくて、それでもどうなるか分からない未来を今ある問題に集中して取り組めるのかってところがカギなんだと思う。
少し時間あけてみて、主観的にどう思うのか?
やりたいならやれば良いし、やりたくないならやらなければ良い。選択肢はいくらでも転がっていて、それを選ばなかったのは自分だし、それを選んだのも自分なんだよな。
だから、誰かのせいになんかできるわけないんだよ。
自分がそうしたいって望んだんだから。
努力してても、どうにもならないことにもあうし、努力しなかったからこそ、どうにもならなくなったこともある。
でも、それがどちらかなんて分からない。
だから、試してみてどうか。
考えてみてどうか。
やってみてどうか。
分かんないんだよ、たった一つのチャンスを見逃したからそうなったのか、そもそもがそうなる予定のことだったのかなんて。
順調に行き過ぎているほど、こわいものはなくて、どっかでつまずくって思ってた方が絶対良い。
ビビらなくなったらちょっと危ないって思う。舐めてかかるから、うまくいかない。
だったら、本気を出してみて、自分のレベルを知ったら良い。
ベストが出せる時期と出せない時期があるけど。
でも、だいたい、やっていればそれなりの結果は出る。
今までやってきたことがそう裏付けているように思う。
兄は一つ一つ丁寧に課題をクリアするタイプだったけど、私は飛び込んでみて、どうにかなるタイプだって思う。
もちろん、段階を踏めばジタバタすることもないんだろうけど、結果は同じだった。
兄は一つのことを突き詰めてやるタイプ。
私はマルチなタイプ。
だから、専門家である兄に助けられることも多いが、個々の能力だけなら、秀でる部分もある。
浅く広くが私で、深く狭くが兄だ。
昔、どうにか深く広くできる方法はないか?と考えたけど、やっぱり、できない。どっかで支障をきたす。
やってみたら、その分、寿命がすり減って、生きたいなんて思うようにはならない。
だって、プロのピアニストが全部の楽器を同じようにプロ並みに演奏するなんてことできないのと同じだから。
それぞれ持ち場があって、それぞれに役割がある。
その歯車が回って世界ができる。
誰かがやらなくなった仕事のせいで、被害を被る人もいる。
亡くなる人だって出てくる。
だから、自分の持ち場を懸命に守ること。それが社会を少しでも良くする方法の一つだと思う。
それがどんな仕事なのかなんて分からないけど、本気でやってみれば良い。一日で根をあげるから。
そのうち怪我して、バカバカしくなるけど、決して一生懸命に頑張ろうと思った自分、バカにしないでほしい。うまくいかないことを通過しない限り、うまくいくってことがどんなことなのかなんて分からないから。
押してダメなら引いてみな。
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