ヤフーファイナンスで各銘柄をみてみる。
例えばタカキューなら、
8/16現在、年初来安値は296(13/01/25)で、
年初来高値は544(13/04/09).だ。
今は348である。
出来高も減って、デッドクロスしている。
MACDを見ても完全に下降トレンド。
今から買いで入ってもどうにもならなそうだ。
銘柄の掲示板の過去の投稿を見ると、
今の状況を知らない人々が期待に胸を膨らませている。
4月頃には「600いくか?」「旅立ちの春です!」「600どころか800いくよ」と楽しげだ。
実際は550にも届かず、
以降株価を下げ続けて年初来安値まで落ち込みそうなのに。
彼らは気持ちを切り替えて損切りできただろうか。
それとも過去の常識にとらわれ、
まだ淡い期待を抱いたまま現実に目を背けて放置しているのだろうか。
自己の偏見や過去の常識に囚われる人間は簡単に淘汰される。
それが株式市場の恐ろしさだ。
だいたい、タカキューの株価は数年前まで150程度だったのだ。
そしてしばらくそのあたりから動かない時期が続いていた。
見方を変えれば現状でも高すぎるくらいなのである。
「だいぶ下げたからこれ以上は下がらない」という認識でいるなら甘い。
年初来安値を割ると、投資家心理として売りが進み、さらに下げる。
熱狂は冷める。膨れ上がった期待は破裂する。
だけど、また未来のどこかで繰り返すのだろう。
人類の歴史と同じだ。深いな、株って。
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