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今、真っ直ぐ歩くことから始めます

私が長拳を習っていた先生は
お仲間と京都に移り、
そちらで中国武術を教えていらっしゃいます。

イケメンで優しい先生でした。

ご両親が中国武術をなさっており、
特にお母様は日本の太極拳の草分け的な存在で
小さい先生を日本に置いて、
本場のChinaに単身お出掛けになり、
ずっと研鑽されてきた方です。

お母様の表演を拝見したことがありますが
体がお小さいのに、とても大きな太極拳で
凄いと一言で言ったら簡単すぎるけれど、他に何も言葉が出てこない。
表演の剣が真剣に見えるくらいでした。


私が太極拳を習った先生方は、
長拳の先生を、親しみを込めて下の名前で呼び捨てで呼ばれてました。
みなさん、その長拳の先生のお母様に習っていて
まだちいさかった長拳の先生は、太極拳の教室に一緒に連れていかれたのですね。

まだ小さかった先生が中国武術を習うのは当然の流れだったのかもしれません。

中国武術では、子どもなら誰でも始めは長拳から入るのだそうです。
そこで身体の動かし方を覚え、
大人になったら、太極拳や南拳やいろいろ分かれて行くのだとか。

長拳なんて40年前には日本にありませんでしたから、先生もChinaで學び、
先生が17歳(!やらされたんだと仰ってました)のとき、長拳のクラスを日本で初めて持ったそうです。

半年後、生徒さんは一人も居なくなったと聞きました。

「僕が厳しすぎたからです」

本場仕込みの技は素晴らしく、
ジャンプの高さは誰よりも高く、
それはかっこよかったのです。

どうすればそう出来るかを知っているから
自分がされたようになさったのだと思います。

これは私の想像でしかありませんが、
もしかしたら先生はお母様に認められたいというお氣持ちがあったのかもしれませんね。
だから必死になれたのかも。

でも普通の日本人が稽古でそこまで必死になる理由はなかったのです。

先生はそれから優しい先生になったとおっしゃってました。


ベテランさんは、自分のやり方が正しいと知っています。
でもそれを頭から押し付けられたら
生徒は逃げ場がありません。
どんなに正しくても
押し付けられたら、嫌になるのが人です。

先生は長拳を一人でも多く
長く樂しんで欲しいと思ったから
やり方を変えたのですね。

17歳でなかなか出来ることじゃないです。
40歳を過ぎても出来ない人は一杯いる。
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